火災や地震などの災害が起きた際に、被害を最小限に食い止め、人々の命と財産を守るために定められているのが消防法です。消防設備点検もこの法律に基づいて実施されています。防災管理のライフラインともいえるでしょう。
実際にはしていないのに、点検を「しました」などと嘘の報告をした場合をはじめ、消防法違反が原因で火事が起きた場合は、多額の罰金を科せられることもあります。
2001年に起きた東京・新宿歌舞伎町のビル火災で、小規模ビルでありながら多くの死者を出してしまった原因は、避難経路の不備という消防法違反でした。
この火災をきっかけに消防法が改正、強化されましたが、火災直後に行われた小規模ビルの検査では、ほとんどのビルで火災報知機・避難器具・防火扉が機能していなかったといいます。
特にテナントビルでは、テナントの防災意識の低さから管理を徹底させることが難しいといわれています。「消火器は置いていればいい。消防法なんて知らなかった」では済まされません。実際に火事が起きたとき、違反の責任を負うのは、マンションやビルのオーナー様なのです。「自分のビルやマンションで火事は起きない。大丈夫」という保証はありません。実際に火災が発生したとき、消火器などの設備が機能しなければ最悪人命に関わることになってしまいます。こうした大惨事を起こさないためにも、定期点検は必要なのです。
築年数がたてば、漏電などビルの老朽化の問題も出てくるでしょう。人も年齢を重ねれば自身の体に気を使い、健康診断を受けるようになります。同様に、ビルやマンションも定期的に健康診断を受けることをおすすめします。
三田防災工業株式会社は、慶應義塾大学病院をはじめ多くの消防設備・設置を手がける防災設備工事会社です。専門知識を持つスタッフが責任を持って保守点検を行います。マンションやビルの規模、現在の消防用設備の設置状況などを踏まえて、見積もりを作成いたします。
保守点検をお考えの方や新しく消防用設備を設置したい、改修工事を控えているなどというお客様は、お気軽にお問い合わせください。